子どもが幼稚園に上がる頃、近所で大手パンスクール(JHBC)の自宅教室があることを知り、月1回程度習い始めたのが「発酵」との最初の出会いです。
一番初めに作った「ハムロール」は今までに食べたどのパンよりも感動するくらい美味しく、今でもその時の気持ちははっきり覚えています。
幼稚園や学校から帰ってくる子どもが、玄関を開けたときパンの焼ける香りで「今日は何作ってるの?」と聞いてくるのは本当にシアワセな時間でした。
毎日パンを焼き、人に食べてもらって「美味しい」と言ってもらえ本当に嬉しく思っていました。
イーストのパン作りから自家製酵母に興味を持ち、米から起こす酒種酵母に出会ったときは衝撃でした。そこから麹(糀)について知れば知るほど奥が深い「発酵」にのめり込んでいきました。
平行して学んでいた「発酵」が、コロナの頃にあらためて見直されるようになり、身体の内側から健康できれいになれる発酵食を毎日の家庭料理にとりいれる「発酵保存食講座」を開催し、今に至っています。
酒種のパンや日本古来の発酵調味料を活用し、化学物質(添加物)を含まない保存食や頑張らないおうちごはんなどをたくさんの人に伝えたいなぁと思っています。