宝塚のパンと発酵教室こ・むぎのこうざきです。
兵庫県養父市にある、大徳醤油さんの工場見学と醤油仕込みのワークショップに参加して来ました。
今回のワークショップには、日本発酵文化協会の発酵プロフェッショナルの同期生のお誘いで実現しました(^^)
大徳醤油さんは、従業員13名の小さな会社です。でもその理念、商品は本当にすばらしく、案内や説明をしてくださった専務の浄慶さんのお話は、そのまま録音して多くの人に紹介したいくらいでした。
以前にも、生活クラブ都市生活のポン酢作りワークショップで、大徳醤油の社長さんのお話を聞いたとき、これぞ「ホンモノ」だなと感動したのですが、今回さらにその思いが強くなりました。
醤油作りに使う、醤油麹(蒸した大豆と炒った麦に麹菌を撒いたもの)から手作りし、その素材すべて国産の有機のものを使い、作り方もすべて職人さんの手作業で行われています。
製麹室や仕込んだ醤油を熟成させる醪室、圧搾の作業風景まですべて間近で見る事ができ、ひとつひとつ時間をかけてしっかり説明してくださいました。
この道33年の職人さんが、圧搾作業をしている様子は本当に感動ものでした!
その後は醤油作りのワークショップ。
私や友人の他に一緒に参加した方も、みなさん醤油作りは初めてではないので手慣れた作業ですすめる事ができました。醤油についての色々なお話も本当に勉強になり、錆びついた脳みそからこぼれ落ちないようにノートをとり頭に叩き込んできました(^^)。
仕込んだ醤油瓶4リットルは、持って帰るときはとっても重たかったけど、それ以上に本当に中味の濃い充実した一日でした。
まがい物で儲けだけを追い求める会社が残るのではなく、本当に良いもの、嘘のないものを作る会社(生産者さん)が、きちんと評価され生き残れる世の中になっていくといいなと思います。
そして私自身もホンモノを見極める目を持っていけるようにしたいと思いました。
今年はこ・むぎの発酵教室でも、この大徳醤油さんの醤油麹を使って、醤油作りのワークショップを開催したいと思います!乞うご期待(^^)v