12/11にエルジェンヌフェスタが終了しました。お越しくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました!
宝塚の男女共同参画センターで開催された「女性のための初めての起業レッスン」を受講したときに、参加した有志で作ったグループ「エルジェンヌ」。去年初めてこのイベントを開催して、今年2回目となりました。
1回目は学生の文化祭のノリで、ただ楽しく、ワイワイやっていた感じが、2回目の今年はメンバーみんながそれぞれの分野のプロとしてやっている中での開催だったためか、意識もレベルも大きく変わり、また、メンバー外の参加者も多くいたので本当に質の高いフェスタになったと思います。
私自身も作るパンやお菓子の量が膨大で、準備も本当に大変でした。
個人的なことですが、発酵プロフェッショナルの資格試験とも重なり、レッスンと試験勉強とフェスタ準備に追われ、夢の中でも勉強してるし(^^;)睡眠時間も連日4~5時間と、正直かなり追い詰められた状況でした。
当日おかげさまでパンはあっという間の完売で、お菓子もほぼ売り切れました(*^^*)家族やたくさんの方に支えられ、やり遂げることができ、また多くの方に来店いただいて本当に嬉しかったです!ありがとうございました。
そんな中で今後の事についても考えるいい機会をいただきました。
多くの方にパンやお菓子を「美味しい!」と言っていただいて、本当に嬉しかった。それは本当に正直な感想です。
でも、販売にかかる手間や時間があまりにも膨大で、だんだん「作る」ことが苦痛になってきている自分がいました。もともと家族のために作って、家族から「美味しい」って言ってもらえることが一番うれしかったのに、その家族のために作る時間がない。手作りソーセージを作って食べさせたい、季節のジャムを仕込みたい、パンやお菓子の試作をしたい…でも作る時間が無い、作りたいものが作れない…そのジレンマ。
正直、「売るためのパン」を作ることと、自分が作りたいものを作ることは別もので、だんだん何のためにこんなことしてるんだろう…って思うようになってきたのです。
私はパン屋さんではないし、設備だって家庭用のオーブンとほとんど変わりない。そんな中でたくさんの量を作るのはかなり厳しい。でも作らなければいけない。大袈裟だけど、自分の人生の中でここまで自分をおいこんだのは初めてというくらい追い込んで作業していました。
11月と今回の2回のイベント出展は、それはそれで貴重な経験をさせてもらえたと思います。自分をどこまで追い込めるか、そしてやり遂げることができたというのは大きな自信になりました。
でも、もうやりたくない。
やっぱり私は「パン屋」ではないし、なろうとも思っていない。
これからは教室に集中して、多くの人に「作ったものを食べてもらえる喜び」を伝えたいし、発酵食品をもっともっと広めていきたい。そこに戻ろうと思いました。
なので、販売は今月で終了です。まだ12月中に個人的に頼まれているものはもちろん責任をもって作ります。でも今後は販売は行いません。一部カフェに卸させてもらっているものもありますが、今後は縮小していこうと思っています。
多くの人に「美味しいから売って」と言ってもらえるのは本当に嬉しいです。
でもどうぞご理解ください。よろしくお願いします。
〇シアワセをこむぎから。。〇
こころとカラダが元気になれる
パンと発酵教室こ・むぎ